“しゅくつぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宿次66.7%
駅継33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、この朝早くから、もう宿次しゅくつぎの駕、飛脚屋などが、雑鬧ざっとうしている立場たてばの茶店から、じッと異様な眼で、自斎の姿を見るより、軒を離れて突ッ立った旅姿の男がある。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
難なく二個の駕籠は、ここで宿次しゅくつぎの形になって、まだ明けやらぬ森林の闇に向って飛ばせるのです。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
駅継しゅくつぎの兵士 これはパーリー城とチョェテン・カルポ(白塔はくとう)城の間の手紙を取次ぐ場所で、ここまで一方から手紙を持って来ると、その手紙を持って一方の城へ行くのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
チベットではここほど完全に手紙の遣り取りの出来る所はない。外の所では例えば二十里あるいは三十里位行って駅継しゅくつぎに手紙を渡して向うに運んで貰うという順序になって居ります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)