“しゅくさつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
粛殺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けだし弓は昔時せきじにあつては神聖なる武器にして、戦場に用ゐらるるは言ふまでもなく、蟇目ひきめなどとて妖魔ようまはらふの儀式もある位なれば、金気きんき粛殺しゅくさつたるに取り合せておのずから無限の趣味を生ずるを見る。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
影のようなゴンクール氏も動かなかった……粛殺しゅくさつ……又粛殺……。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
満目粛殺しゅくさつの気に充ちて旅のうら寂しさが骨身に徹る。
東海道五十三次 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)