“しもがも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下加茂66.7%
下鴨33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下加茂しもがも撮影所のスターとして光っていた園村春子、四條の菊水の女王と歌われていたお澄という女給、下宿の評判娘など、村川は若い女性から幾度手紙をもらったかわからなかった。
第二の接吻 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
これも進んで須磨へ行く一人になっているのであるが、この男が下加茂しもがもやしろがはるかに見渡される所へ来ると、ふと昔が目に浮かんで来て、馬から飛びおりるとすぐに源氏の馬の口を取って歌った。
源氏物語:12 須磨 (新字新仮名) / 紫式部(著)
弟の信一は京都下鴨しもがもの質屋へ年期奉公していたが、いざという時が来るまで、戻れと言わぬことにしてあった。
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
一月三十一日 下鴨しもがもただすもり。木屋町大千賀。王城等鹿笛同人招宴。年尾と共に。
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)