“しのびあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
密会50.0%
忍逢50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数うれば三年ぜん一日あるひ黄昏たそがれの暗紛れ、ひそかに下枝に密会しのびあい、様子を聞けば得三は、四十を越したる年にも恥じず、下枝をとらえて妻にせん。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかるをやっと半月たつかたたぬに若い二人はもう辛抱がしきれずに、いつしめし合したものかたがいに時刻を計って忍逢しのびあおうという。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)