“してんのう”の漢字の書き方と例文
語句割合
四天王100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もと穴山梅雪あなやまばいせつ四天王してんのうのひとり佐分利五郎次、きさまの法師首ほうしくび剣先けんさきにかけて、亡主ぼうしゅ梅雪の回向えこうにしてくれる、一うちの作法さほうどおり人まじえをせずに、勝負をしろ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
女人自身のいう所をことごとく真実と認めるのは、——わたしはこの二十年来、こういう疑問を抱いている。あの頼光らいこう四天王してんのうはいずれも多少気違いじみた女性崇拝家すうはいかではなかったであろうか?
桃太郎 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
四隅よすみに立っている四天王してんのうは簡素な刻み方で、清楚な趣があって、非常にいいものである。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)