“しっしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
湿疹41.7%
失心41.7%
失神16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
社会の定命の下にも人類の不滅が感ぜられる。噴火口の傷口や硫気口の湿疹しっしんなどを所々に有するとも、潰瘍かいようして膿液のうえきをほとばしらす火山があろうとも、地球は死滅しない。
噴泉を停め、ジュリアを抱き起すと、彼女は失心しっしんからやっと気がついた。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
営中の夜もすでに、けて、所々のかがり火のほか、墨の如き夜色である。——番に立った浅野の家来の足もとに、飛脚の男は、ふたたび失神しっしんしたように地上に平たくなっている。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)