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失心
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しっしん
ふりがな文庫
“
失心
(
しっしん
)” の例文
ところが明日が約束の日という昨夜になって、カンカン寅が突然警察へ
監禁
(
かんきん
)
されてしまったので、爺さんは
失心
(
しっしん
)
せんばかりに
駭
(
おどろ
)
いた。
疑問の金塊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
噴泉を停め、ジュリアを抱き起すと、彼女は
失心
(
しっしん
)
からやっと気がついた。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それにひきかえ、蜂矢探偵はまっさおになり、
失心
(
しっしん
)
の一歩手前でこらえていた。もしもかれが、金属人間事件の責任ある探偵でなかったら、もっと前に目を白くして、ひっくりかえっていただろう。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
私は相良氏に、松風号が空間に夢の如く
浮遊
(
ふゆう
)
しているのを見せて、
失心
(
しっしん
)
させたことも話した。その結果、相良氏が、兼ねて研究中の宇宙艇にとびのって火星へ発足した決死的冒険をも話してきかせた。
空中墳墓
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
居合わせた婦女子は、
駭
(
おどろ
)
きのあまりに、
失心
(
しっしん
)
する者が多かった。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
失
常用漢字
小4
部首:⼤
5画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“失心”で始まる語句
失心状態