“しごんち”の漢字の書き方と例文
語句割合
四五日100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから左の方に銀杏いちょうの樹が高く見える。それがつい四五日しごんち気の付かなかった間に黄色い葉が見違えるばかりにまばらに痩せている。私達はその下にも住んでいたことがあったのだ。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
けれども、徒手てぶらで行くのが面白くないんで、そのうちの事と腹の中で料簡をさだめて、日々にちにち読書にふけって四五日しごんち過した。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
あっちこち聞きあわせると、あの尼様はこの四五日しごんち前から方々の帰依者きえしゃとこをずっと廻って、一々
清心庵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)