“しげどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
重籐75.0%
滋籐12.5%
重籘12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近習の捧げる重籐しげどうの弓をむずと握って矢をつがえたが、二間余りつと進むと、キリキリキリと引き絞った。
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
我国固有の国民思想を保存し涵養かんようさせるのでも、いつまでも源平時代の鎧兜よろいかぶとを着た日本魂やまとだましいや、滋籐しげどうの弓をげた忠君愛国ばかりを学校で教えるよりも
変った話 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
権六は長押なげしに掛けられてある重籘しげどうの弓を取り下ろすと、鏑矢かぶらやまじえて矢三筋弓に添えて小脇に抱え、つと駈け抜けて先頭に立った。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)