“しくわうてい”の漢字の書き方と例文
語句割合
始皇帝100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中にはまた、そこを色々とあげつらつて大殿様の御性行を始皇帝しくわうてい煬帝やうだいに比べるものもございますが、それはことわざに云ふ群盲ぐんもうの象をでるやうなものでもございませうか。
地獄変 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
我々青年はまづこの弊風へいふうを打破しなければいかんです。僕はこの間博浪沙はくらうしや始皇帝しくわうていの車に鉄椎てつつゐを落させました。不幸にしてそれは失敗しましたが、まだ壮心が衰へた訳ではありません。
饒舌 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
始皇帝しくわうていがどう思つたか、本を皆焼いてしまつたので、神田かんだ古本屋ふるぼんやが職を失つたと新聞に出てゐるから、ひどい事をしたもんだと思つて、その本の焼けあとを見にまるうちかうとすると
饒舌 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
なにね、始皇帝しくわうてい今日けふ東京中の学者を
饒舌 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)