“しきじつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
式日100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五六年前には、式日しきじつ以外いがい女生のはかまなど滅多に見たこともなかったが、此頃では日々の登校にも海老茶えびちゃが大分えた。小学校に女教員が来て以来の現象である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
主として秋の感謝祭の日に今年米ことしごめを粉にして作るのだが、正月その他の式日しきじつにも用いることがある。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
次いで嗣子貞固さだかたが目附から留守居に進んだ。津軽家の当時の職制より見れば、いわゆる独礼どくれいはんに加わったのである。独礼とは式日しきじつに藩主に謁するに当って、単独に進むものをいう。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)