“ざつき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
座附50.0%
座付50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やった伊太利や亜米利加の美人や、外にまだ大勢居る座附ざつきの女が、全部薄い着物を着た半裸体の姿で、数十頭の裸馬と入れ交って、あの楽屋口から練り出して来て、愉快な音楽に合わせながらダンスを
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
一方その当時の座附ざつき作者の側をみわたすと、かの黙阿弥もくあみは二十六年一月に世を去って、そのあとをけた三代目河竹新七は市村座の立作者たてさくしゃとして、傍らに歌舞伎座をも兼ねていた。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
知人の旅行するごとに送別の宴あり。かえり来るごとに歓迎の会あり。会開かれて酒出ればかならず芸者現る。芸者現れてお座付ざつきけば、客酔うてかならずかくし芸をなす。
桑中喜語 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)