“ざいけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
在家100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肉粥にくかゆとかあるいは卵饂飩たまごうどんとかを拵えて立派なご馳走を喰わせます。僧侶であれば酒がないだけで、在家ざいけでは皆そんなものに酒を添えて出します。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
お寺にいては、そういろいろのものをやるわけには参りませんから、在家ざいけにおりますうちに、あれこれと手を出しておきたいと思っているんでございます。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
加うるに由緒ゆいしょの深い寺刹じさつがどれだけあるでありましょうか。従ってそれらのお寺や信心にあつ在家ざいけで用いる仏具の類や数は並々ならぬものでありましょう。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)