“さんのじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
三之丞	60.0%
賛之丞	40.0%

三之丞

誰もいない——往来の者も——渡辺の甥（おい）の三之丞（さんのじょう）ももう見えない。

宮本武蔵：04 火の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

賛之丞

「——三五兵衛殿のさがしている仇（かたき）の名、たしか、村上賛之丞（さんのじょう）とか言ったな。そして、年ごろはお手前より若く、顔つきも、失礼じゃが、そこもとよりはぐッと男ぶりが好（い）いという話で……」

八寒道中 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

とはねつけて、こんどは賛之丞（さんのじょう）から卜斎（ぼくさい）にむかって反問（はんもん）をあびせかけた。

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

賛之丞（さんのじょう）は、ここぞとばかり、発矢（はっし）と軍扇（ぐんせん）を握（にぎ）りながら

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

「村上賛之丞（さんのじょう）という若い浪人だ」

八寒道中 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)