“さんてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サンテン
語句割合
山巓85.1%
山顛12.8%
酸甜2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分の側室で私が目をますと、小さな窓枠の中に、藍青色らんせいしょくに晴れ切った空と、それからいくつもの真っ白い鶏冠のような山巓さんてん
風立ちぬ (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
白木は、ステッキの先をあげ、はるかの山顛さんてんにどっしりと腰をおちつけているゼルシー城塞じょうさいゆびさした。
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「醤ニ清濃ノ分アリ、油ニ葷素くんそノ別アリ、酒ニ酸甜さんてんノ異アリ、ニ陳新ノ殊アリ、糸毫しごうモ錯誤スベカラズ……」
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)