“さらそうじゅ”の漢字の書き方と例文
語句割合
沙羅双樹100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも彼等の夢に見える、大日如来の姿のうちには、印度ぶつ面影おもかげよりも、大日孁貴がうかがわれはしないでしょうか? わたし親鸞しんらん日蓮にちれんと一しょに、沙羅双樹さらそうじゅの花の陰も歩いています。
神神の微笑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
祇園精舎ぎおんしょうじゃの鐘の声、諸行無常の響あり、沙羅双樹さらそうじゅの花の色、盛者必衰しょうじゃひっすいことわりをあらはす……」
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
沙羅双樹さらそうじゅの花ならぬ、枯れ木を拾っては、手に抱えた。