“さやえんどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
莢豌豆90.0%
鞘豌豆10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
胡瓜きゅうり莢豌豆さやえんどうの類も早作りをして寒の中に出します。此奴も銀の利くもので……」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
ちょっと見ると、普通の農家とはあまり違っていない。蠶豆そらまめ莢豌豆さやえんどうの畑がまわりを取り巻いていて、夏は茄子なすび胡瓜きゅうりがそこら一面にできる。玉蜀黍とうもろこし広葉ひろばもガサガサと風になびく。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
「海老の天ぷら、のひたしもの、かき鍋、やっこ豆腐、えびと鞘豌豆さやえんどうの茶碗もり——こういう料理をテーブルの上にならべられた時には、僕もまったく故郷へ帰ったような心持がしましたよ。」
マレー俳優の死 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)