“さみだれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
五月雨97.1%
梅雨2.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど、五月雨さみだれころとて、淡青ほのあを空気くうきにへだてられたその横顔よこがほはほのかにおもひうかぶ。
桜さく島:見知らぬ世界 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
青石横町にいると、五月雨さみだれの雨上りの日などすくい網をもって、三枚橋の下へ小蝦こえびや金魚をすくいに来たから、石段をおりれば道は知っていた。
この年の五月はとかくくもり勝ちで、新暦と旧暦を取り違えたのではないかと思われるような五月雨さみだれめいた日が幾日もつづいた。
有喜世新聞の話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ちょうど五月雨さみだれったりんだりいつもうっとうしいそらのころで、よるになるとまっくらで、つきほしえません。
(新字新仮名) / 楠山正雄(著)
五月雨さみだれのつれづれに、「どれ書見でも致そうか。」と気取った処で、袱紗ふくさで茶を運ぶ、ぼっとりものの腰元がなかったらしい。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)