“さつきやみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
五月闇84.2%
皐月闇10.5%
五月暗5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高橋の手勢は、橋上を押してゆき、隅田藤内左衛門の一勢は、水馬隊を編成して、橋下を泳ぎわたる——となって、前夜の北岸は五月闇さつきやみのうちに殺気立った。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
魔法まはふ妖術えうじゆつ五月暗さつきやみにふさはしい。……よひののホウ、ホウは、あれは、夜鷹よたかだとおもはれよ。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)