“さざえどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蠑螺堂66.7%
栄螺堂16.7%
螺堂16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
話は、今から七十幾年前、明治九年の真夏にさかのぼります。——の席には御存じの方も無いでしょうが、その頃まで、本所の五つ目に有名な蠑螺堂さざえどうという羅漢寺らかんじがございました。
五月までは決して一人いちにん外出そとでを致しませんでしたが、安永九年に本所五目いつゝめ羅漢堂らかんどう建立こんりゅう栄螺堂さざえどうが出来ました。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
本所羅漢寺ほんじょらかんじ螺堂さざえどうも既に頽廃しなかなる五百の羅漢のみ幸に移されてその大半を今や郊外目黒めぐろの一寺院に見る。