“さくらぎちょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
桜木町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先刻さっき、横浜駅前の(現今の桜木町さくらぎちょう駅)かねの橋を横に見て、いつもの通り、尾上町おのえちょうの方へ出ようとする河岸かしっぷちを通ると、薄荷はっかを製造している薄荷のにおいが、爽快そうかいに鼻をひっこすった
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
安請合やすうけあいをしたが、私はそれ丈けでは安心がならず、私自身も本田から聞いた春泥の最後に住んでいたという、上野桜木町さくらぎちょう三十二番地へ行って、近所で様子を探って見ることにした。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)