“さぎり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
狭霧78.6%
狹霧19.6%
小霧1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荷馬橇の馬は、狭霧さぎりの様な呼気いきを被つて氷の玉を聯ねたたてがみを、寒い光に波打たせながら、風に鳴る鞭をくらつて勢ひよく駈けて居た。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
四人の帰化入籍、遺言書の作成と続いて、算哲の自殺に逢着すると、突如なまぐさ狹霧さぎりのような空気が漲りはじめた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
夕ぐれの小霧さぎりのまぎれ
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)