“さかなうり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肴売50.0%
魚売人50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中稲なかても苅らねばならぬ。其内に晩稲おくても苅らねばならぬ。でも、夏の戦闘たたかいに比べては、何を云っても最早しめたものである。朝霜、夜嵐よあらし、昼は長閑のどかな小春日がつゞく。「小春日や田舎に廻る肴売さかなうり」。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
太陽てんとう様が黄色きんなく見えて、生汗なまあせが背中を流れて、ツクツク魚売人さかなうりの商売が情無なさけのうなります。何の因果でこげな人間に生れ付いたか知らん。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)