“さかきば”の漢字の書き方と例文
カタカナ:サカキバ
語句割合
榊葉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皆、その一穂いっすいを仰いだ。母堂の心のつつまれている白い物と、榊葉さかきばの青さとが、何か、清々すがすがしいものを人の胸へうつした。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
青葉若葉の木がくれに、紅白ののぼりだの、唐錦からにしきばんだの、榊葉さかきばをくくりつけた馬出うまだしの竿さおだの、人間で埋められた入口も見えはじめた。家成の古車は、そのときもう無数の他の牛車に押しもまれていた。