“さいかいもくよく”の漢字の書き方と例文
語句割合
斎戒沐浴100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もとより肉体にくたいはないのですから、現世げんせるような、斎戒沐浴さいかいもくよくいたしませぬ。ただ斎戒沐浴さいかいもくよくをしたと同一どういつきよらかな気持きもちになればよいのでございまして……。
少し離れて建っている斎戒沐浴さいかいもくよくのため使ったという浴堂のまわりに木の葉が佗しく掃き積っていた。
褐色の求道 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
これは文学の神様のものだから襟を正して読め、これは文学の神様を祀っている神主の斎戒沐浴さいかいもくよく小説だからせめてその真面目さを買って読め、と言われても、私は困るのである。
可能性の文学 (新字新仮名) / 織田作之助(著)