“ごんか”の漢字の書き方と例文
語句割合
言下100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ故に大梅和尚たいばいおしょう馬祖大師ばそだいしに問うて如何いかなるかれ仏、馬祖答えて即心即仏という、大梅が其の言下ごんか大悟だいごしたという、其の時に悟ったじゃ、此の世は実に仮のものじゃ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
かれは実際、事の本末もとすえを、ひややかに判ずるよりも、お米が身に関する故をもって、むしろ情において激せざるを得なかったから、言下ごんかに打出して事理を決する答をば、与え得ないで
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お前の抱かれてゐるは誰君どなた、知れるかへと母親の問へば、言下ごんか兄様にいさんで御座りませうと言ふ、さうわかればもう子細はなし、今話して下された事覚えてかと言へば、知つてゐまする
うつせみ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)