“ごいし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
碁石80.0%
御移徒5.0%
御医師5.0%
御遺旨5.0%
棋石5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叔父の腹心たちは、碁石ごいしのように、四方に立って、囲みの形を取っていた。——天蔵の顔は見ているまに、あおくなった。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たった今、主人信長を弑逆しいぎゃくした光秀すら、信忠から書を以て、親王の御移徒ごいしを仰いだうえで決戦せんとの申し入れには、欣然きんぜん、応諾の旨を答えている。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「宮家の御移徒ごいしある折には、いささかのあやまちもなきように、軍の端々はしばしにいたるまで充分に触れ伝えおけよ」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「はい。京の名医も、また、信長様からお見舞いの御医師ごいしも、しばしばお越しなされました」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがてまた、そこらの双陸すごろく棋石ごいしに触れるような響きがして、誰かかすかな溜め息をついているようにも聞かれた。