“これずみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
惟住66.7%
惟澄33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
惟住これずみ五郎左衛門の士、安井新左衛門家元は鳴海の戦に十七騎を射落して居る。
桶狭間合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
惟任これとう惟住これずみ、原田、別喜べっきなどという姓がそれである。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
風にさらわれた黄旗が地に捨てられてゆく。——まもなくまた、阿蘇惟直これなおと一族の惟澄これずみが伝令と共に陣幕とばりへかくれた。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
阿蘇ノ大宮司惟直これなお惟澄これずみも、ともに兵をすすめたので、あわせると、すでに万余の大軍となる。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前面に在る敵は、菊池方の阿蘇あそノ大宮司惟直これなおの軍勢だった。弟の惟成これなり、いとこの惟澄これずみ、みな一陣らしい。そのほか数千の後詰ごづめがみえる。とうてい足利勢とは比較にならない陣容だ、鉄壁の陣だ。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)