“こそずきん”の漢字の書き方と例文
語句割合
高祖頭巾100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高祖頭巾こそずきんかむり、庭下駄を履いたなりで家を抜け出し、上野の三橋さんはしの側まで来ると、夜明よあかしの茶飯屋が出ていたから、お梅はそれへ来て
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それから半刻はんときばかりの後、春の夜風の薄寒さを、お高祖頭巾こそずきんしのいで、お静はたった一人路地の外へ出て行きました。
優しい跫音あしおとが背後から近づいて来たのも、かれはちゃんと知っていた。縮緬ちりめんのお高祖頭巾こそずきんを眼深に冠って小豆色の被布を裾長に着た御殿風のお女中だった。