“こくせんや”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コクセンヤ
語句割合
国姓爺88.9%
國姓爺11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
介が動物を挟みくるしめた記事は例の『戦国策』の鷸蚌いつぼうの故事もっとも顕われ、其碩きせきの『国姓爺こくせんや明朝太平記』二の一章に
長方形の湯槽ゆぶねの上に石榴口ざくろぐちといって、押入じみた形のものがあって、児雷也じらいやとか、国姓爺こくせんやとか、さまざまの絵が濃い絵具でいてあり、朱塗の二、三寸幅の枠が取ってあって
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
先生はこの机で「國姓爺こくせんや」も書けば「天網島てんのあみじま」も書き、「博多小女郎はかたこぢよらう」も書かれたのだ。わしが讓り受けてからも三十三年になる。
近松半二の死 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)