“こおりやま”の漢字の書き方と例文
語句割合
郡山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸を出るとすれば池田家の誰が討たんにも限らぬし、郡山こおりやま名代の剣客、数馬の姉むこである荒木又右衛門が助太刀に出ているというから又五郎は危い。
鍵屋の辻 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
四時ごろ、一足さきに帰るというH君を郡山こおりやま行きのバスのところまで見送り、それから僕は漸っとひとりになった。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
奥州郡山こおりやま八幡宮はちまんぐう祠官しかん安藤筑前あんどうちくぜん親重ちかしげの子で、寛政二年に生れたらしい。十六歳の時、近村の里正りせい今泉氏いまいずみうじの壻になって、妻に嫌われ、翌年江戸にはしった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)