“こうくんすいしゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
紅裙翠袖100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
教坊府きょうぼうふ妓女おんなたちが、演舞の余興をすまし終ると、たちまち、彼女らの紅裙翠袖こうくんすいしゅうは、この貴公子のまわりへ争って寄りたかり
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その女は年のころ十七八の紅裙翠袖こうくんすいしゅうの美人で、月の光にすかしてみると韶顔稚歯しょうがんちし国色こくしょくであるから、喬生は神魂瓢蕩しんこんひょうとうじぶんで己を抑えることができないので、女のあとになりさきになりしていて往くと
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)