“げんぽう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
減俸40.0%
元封20.0%
元豊20.0%
原封20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家臣は皆、減俸げんぽうに甘んじ、領民は祭礼の行事まで見あわせて、税を稼いだ。
(新字新仮名) / 吉川英治(著)
元封げんぽう元年に武帝が東、泰山たいざんに登って天を祭ったとき、たまたま周南しゅうなんで病床にあった熱血漢ねっけつかん司馬談しばたんは、天子始めて漢家のほうを建つるめでたきときに、おのれ一人従ってゆくことのできぬのをなげ
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
後、果して少年で進士になり、県令から侍御じぎょになった。その王は元豊げんぽうという子供を生んだが、ひどい馬鹿で、十六になっても男女の道を知らなかった。そこで郷党では王と縁組する者がなかった。
小翠 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
『ばかな事をする男よ。たとえ、原封げんぽう五万六千石、そのまま、御舎弟へ下し置かれるとあっても、上野介をあの儘において、大学様が安閑あんかんと家名をついで居れようか』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)