“げんばん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
原板50.0%
玄蕃50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出発の日、いくばくかの餞別せんべつにそえて大石先生は、かつての日の写真をハガキ大に再製してもらっておくった。もう原板げんばんはなくなっていた。竹一のほかはみななくしていたので、よろこばれた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
も一人の平三は、車力しゃりきの親方の子で『菅原伝授手習鑑すがわらでんじゅてならいかがみ』の寺子屋、武部源造たけべげんぞうの弟子ならば、こいつうろんと引っとらえと、玄蕃げんばんが眼をきそうな、ひよわげで、泥亀すっぽんに似た顔をしている。