原板げんばん)” の例文
出発の日、いくばくかの餞別せんべつにそえて大石先生は、かつての日の写真をハガキ大に再製してもらっておくった。もう原板げんばんはなくなっていた。竹一のほかはみななくしていたので、よろこばれた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)