“げんじろう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
源次郎60.0%
玄二郎20.0%
絃二郎20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余が千歳村に引越した其夏、遊びに来た一学生をちと没義道もぎどうに追払ったら、学生は立腹してひとはがき五拾銭の通信料をもらわるゝ万朝報よろずちょうほう文界ぶんかい短信たんしんらん福富ふくとみ源次郎げんじろうは発狂したと投書した。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「この家にいては」とおかあさまはゆっくり仰しゃった、「玄二郎げんじろうのことが、あなたの障りになると思うのです、おとうさまもそれを心配していらっしゃるのだけれど」
やぶからし (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
三上於菟吉おときちなんて一寸エネルギッシュでビフテキみたいたが、これも面白い。吉田絃二郎げんじろうなんて、菜っぱと小鳥みたいなエトランゼ。私は二人へ同じ文章を書いてみようと思った。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)