“けしずみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
消炭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石楠花は依然多いが、それに次いでは、高根いばらが多く、丈高い茎に大形の紅色の花を着けたのが、消炭けしずみの火のように、かえって暗い感じをさせる。
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
差置いた洋傘こうもりの柄につながった、消炭けしずみいた棒をながめて、虚気うつけに、きょとんとする処へ、坂の上なる小藪こやぶの前へ、きりきりと舞って出て、老人の姿を見ると
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
折々は青菜あおなの柔い草を与えなければなりませんし、夏になると消炭けしずみを粉にして餌に混ぜて一週間に一度位与えなければなりません。消炭の粉は腹の中を掃除します。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)