“くんちょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
君寵100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君寵くんちょうを奪おうと、日頃からねらいに狙っている女性にょしょうたちの耳に、この真相が達した破目には、まるで蜂の巣を、突付きこわしたような騒動が起るは必定ひつじょう——しかも、それが
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
したがって何故淫蕩頽廃たいはいを極めた往古の埃及エジプト貴族の夫人たちが、この犬を愛育したか君寵くんちょうを失った後宮ハレムの宮女たちがこの犬を愛玩したか、これで大体の御想像もお付きになれたことと思いますが……
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
「昔の美人よ。君寵くんちょうが薄らいだので世を果敢はかなんだのですって」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)