“くろびろうど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黒天鵞絨75.0%
黒天鵝絨18.8%
黒鵞絨6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうしていると、いつともなく日が暮れて、頭の上の小さな窓の外の、黒天鵞絨くろびろうどの空に、お伽噺とぎばなしの様な星がまたたいていたりした。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
黒天鵝絨くろびろうどの大座蒲団にきちんと坐って、「寒い。」と肩を一つゆすっておいて
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
でっぷりふとり、頭を結髪むすびがみにして、細かい飛白かすり単衣ひとえに、黒鵞絨くろびろうどの帯を前にしめ、白縮緬のふんどしを長くしめ、鼠甲斐絹ねずみがいきの脚絆に、白足袋麻裏草履という姿なりですから
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)