“くろとり”の漢字の書き方と例文
語句割合
黒鳥100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私達が泊っている下宿屋の、私達の寝室の窓の下で一羽の黒鳥くろとりが巣を作っています。最初に彼女は卵を生みました。そして今、彼女はそれをかえさなければならないのです。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
大串おほくしから續いた館大寶たてだいはうは、西は平沼ひらぬま(後の大寶沼だいはうぬま)東は鳥波とばうみに挾まれて、唯「しま」と呼ばれた頃らしい、黒鳥くろとりなにがしの築いた城は島の城と呼ばれたといふ口碑つたへはあるけれど
筑波ねのほとり (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)