“くりがた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
刳形50.0%
剜形25.0%
繰形25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
刳形(くりがた)へ手をかけて、つかつかと、前へ出ると、若者達は、二三歩退いた。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
そこは、大きな立派な部屋で、紫色の椅子(いす)と窓掛、トルコの絨毯、胡桃(くるみ)の鏡板で飾つた壁、燒付硝子(やきつけガラス)の立派な廣い窓、品(ひん)のいゝ剜形(くりがた)のある高い天井などがあつた。
また二つとも、白い葡萄と葉のついた蔓(つる)の模樣の、雪白な剜形(くりがた)をつけた天井で、その下には深紅(しんく)の寢臺(ベッド)と褥椅子(オットマン)とが、豪奢な對照をなして、燃え立つやうに輝いてゐた。
浮浪人はそのひっこんだ戸口へのそりのそりと入り込んで戸の鏡板でマッチを擦り、子供たちは踏段の上で店を張って遊び、学校の生徒は繰形(くりがた)でナイフの切味を験(ため)したりした。