トップ
>
くちきき
ふりがな文庫
“くちきき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
口利
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
口利
(逆引き)
あんまり
突然
(
だしぬけ
)
に無法な御検分でございますから、当家の老主人も若主人も、親類も組合も土地の
口利
(
くちきき
)
もみんな
呆気
(
あっけ
)
に取られてしまいました。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
あとで知ったが、石山氏は村の
博識
(
ものしり
)
口利
(
くちきき
)
で、今も村会議員をして居るが、政争の
劇
(
はげ
)
しい三多摩の地だけに、昔は自由党員で壮士を連れて奔走し、白刃の間を
潜
(
くぐ
)
って来た男であった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
お島はそれでその時はまた自分の家の
閾
(
しきい
)
を
跨
(
また
)
ぐ気になるのであったが、この老人や青柳などの
口利
(
くちきき
)
で、婿が作以外の人に決めらるるまでは、動きやすい心が、
動
(
と
)
もすると家を離れていこうとした。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
くちきき(口利)の例文をもっと
(3作品)
見る
“くちきき”の意味
《名詞》
話すこと。また、その口振り。
交渉、談判がうまいこと。また、そのような人。
弁舌が巧みなこと。また、そのような人。
仲介する人。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
くちき
くちきゝ