“くちきき”の漢字の書き方と例文
語句割合
口利100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あんまり突然だしぬけに無法な御検分でございますから、当家の老主人も若主人も、親類も組合も土地の口利くちききもみんな呆気あっけに取られてしまいました。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
あとで知ったが、石山氏は村の博識ものしり口利くちききで、今も村会議員をして居るが、政争のはげしい三多摩の地だけに、昔は自由党員で壮士を連れて奔走し、白刃の間をくぐって来た男であった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
お島はそれでその時はまた自分の家のしきいまたぐ気になるのであったが、この老人や青柳などの口利くちききで、婿が作以外の人に決めらるるまでは、動きやすい心が、もすると家を離れていこうとした。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)