“くずぬの”の漢字の書き方と例文
語句割合
葛布100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小机のまえに、葛布くずぬの単衣ひとえをはだけて、へそもあらわにすわりこみ、往来の旅人や、界隈かいわい雑人ぞうにんたちをつかまえては
南子は絺帷ちいうす葛布くずぬのの垂れぎぬ)の後に在って孔子を引見する。孔子の北面稽首ほくめんけいしゅの礼に対し、南子が再拝してこたえると、夫人の身に着けた環佩かんぱい璆然きゅうぜんとして鳴ったとある。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)