“くぎん”の漢字の書き方と例文
語句割合
苦吟100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これに反して『七部集』の歌仙などは、句ごとの聯絡れんらくにポウズ(停止)があり、また苦吟くぎんがある。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
佐助は春琴の苦吟くぎんする声に驚き眼覚めて次の間よりけ、急ぎ燈火を点じて見れば、何者か雨戸をじ開け春琴がふしど戸に忍入しのびいりしに、早くも佐助が起き出でたるけはいを察し
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
苦吟くぎんあやめもわかぬ時
草わかば (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)