“くいしんぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
食辛抱42.9%
食辛棒42.9%
喰心坊14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あの細君もやり手らしい。食辛抱くいしんぼうだからこんなことになりましたって、小室君をおろす」
秀才養子鑑 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
一度ひとた手活ていけの花にして眺めると、地味で慾張りで食辛棒くいしんぼうで、その上焼餅やきで口数が多くて、全く手の付けようのない駻馬かんばと早変りするのです。
猟色の果 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
年長者に対する礼だか、離すまいという喰心坊くいしんぼうだか、分りません。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)