“ぎんぎせる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
銀煙管94.7%
銀煙草5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
笹村はその男が持っていたという銀煙管ぎんぎせるで莨をふかしながら聞いたが、お銀にしては、それは笹村の前に話すほどのことでもないらしかった。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
あるじの国太郎は三十五六のお坊っちゃん上り、盲目縞めくらじま半纏はんてんの上へ短い筒袖つつそで被布ひふを着て、帳場に片肘かけながら銀煙管ぎんぎせるで煙草をっている。
とと屋禅譚 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
……また合成銀ととなえるのを、大阪で発明して銀煙草ぎんぎせるを並べて売る。
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)