“ぎょうえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
行衣90.9%
行恵9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わたしと同じことに、ここにこうして白い行衣ぎょうえも、白い手甲脚絆も、金剛杖も、あなたの分をすっかり取揃えて持って来ましたから、これをお召しなさい」
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
境の前にしゃがんだ時、山伏は行衣ぎょうえの胸にうずたかい、鬼の面が、襟許えりもとから片目でにらむのを推入おしいれなどして
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
勧進元は、祇園ぎおんの僧行恵ぎょうえという者で、四条大橋を架すための浄財をあつめるのが主目的であり、役者も新座本座の一流をよりすぐった大興行であったのだ。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)