“きんちょく”の漢字の書き方と例文
語句割合
謹直100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや、謹直きんちょくですから、う思ったら然う断らないと気が済まないんです。しかし世渡りには損な性分しょうぶんです。就職の面会に行っても、この調子ですから、採用されっこありません。
嫁取婿取 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
まって晩酌ばんしゃくを取るというのでもなく、もとより謹直きんちょく倹約けんやくの主人であり、自分も夫に酒を飲まれるようなことはきらいなのではあるが、それでも少し飲むとにぎやかに機嫌好くなって
鵞鳥 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「きみに相談があるんだがね」と光一は謹直きんちょくな顔をしていいだした。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)