“きょり”の漢字の書き方と例文
語句割合
距離100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が実際死人が、自分と数けんの、距離きょり内にあると云う事は、全く別な感情であった。その上啓吉は、かなり物見高い男である。
死者を嗤う (新字新仮名) / 菊池寛(著)
それは、ほんのわずかばかりの距離きょりではありましたけれど、このちいさな動物どうぶつにとっては、容易よういのことではなかったのです。
ねずみとバケツの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
幸い任地から一日で往復できる距離きょりでもあったので、ある日曜——それは一か月ばかりまえのことだったが——わざわざ朝倉先生をたずねて来て
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)