“きょうせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
饗饌33.3%
京饌16.7%
共饌16.7%
峡川16.7%
狭穿16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ご馳走が、極端に払底なこの頃の世の中に、まことに難い饗饌きょうせんだ。
老狸伝 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
十二月二十日 京饌きょうせん寮。王城、比古、三千女と共に。
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
相嘗は相饗そうきょうまたは共饌きょうせんも同じ意で、神と人と同時に一つの食物を摂取せっしゅせられることとしか考えられぬが、是がもし『玉勝間たまかつま』などの説くように、ただ御相伴ごしょうばんという意味であったならば
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
三月二十八日 高木峡川きょうせん送別。鶯谷うぐいすだに伊香保いかほ。越央子招宴。
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
しかるに対馬は朝鮮海峡の東辺における無比の良地にしてその島の一港は水深く海湾遠く内地に入り気候暖和にして終歳氷結の憂えなく、海門狭穿きょうせんにして容易に敵兵の侵入を防ぐに足れり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)